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[ドラマ]ごめんね青春!9話あらすじ

ごめんね青春!第九話のあらすじを簡単にまとめてみました。

第9話

東高の一室、生き別れだった裕子が立つ場面から物語は始まる。
東高教頭「ってことは犯人じゃないすか。あっ」
苛立つりさ。全てを洗いざらいにしようかと苦悩に満ちる平助。
そんな状況の中、独りだけ別の思いに耽る三ノ宮。思わず平助に視線を送る。
(見てわからないか?ここにいるほとんどの人間がごめんねうなぎのグッズを愛用しているではないか)
動揺していた校長にとやかく双方の教頭が喋りかけると、三ノ宮は思わず、「一方的に喋らないでくれる!?」と言ってしまった。
あーばれてしまった。そんな雰囲気を隠せないまま、三ノ宮はこの件は前向きに検討すると回答を出した。

東高が三女の教職員が行きつけのバーで飲んでいると、りさの父・善人が来店、唐突に裕子に謝りだした。
場を察してその場を後にしたりさを平助は追った。
バーの中、裕子はラジオのこと、コロッケのデリバリーの一件などを話した後、14年前の礼拝堂の火事の話を持ちだした。
3、4年前に警察を尋ねた時、なぜか花火が現場に落ちていたという。
複雑な心境でありながら、何故いまさら今水を差すのかと腹を立てる平太は怒りを露わにする。

一方、りさは平助に裕子の愚痴を聞いてもらった。
「何なの?勝手に出て行ってこんなタイミングに一方的に帰ってきてさあ。いっつも話しの中心はあの女。
 バレエの発表の日もわざと盲腸になってお父さんもお母さんも見に来てくんない。運動会も遠足もそう。お姉ちゃんのせいで楽しめない。
 今だってそう、せっかく原先生と一緒なのに全然楽しくない。…すっきりしました。戻りますね。ご静聴、ありがとうございました。」

次の日、原家に新たな女性がやってきた。
平太が再婚相手のせつ子にデレデレしている姿を見て不満そうに見つめていた。
えれなっちょはすでに手懐けられているようだった。
そこで平助は説明を求めた。その後、話を兄に振った。
一平は態度を一変し、こう告げた。
「飯がかてえなぁ。おやじも俺も弟も柔らかいご飯が好きなんですわ…こんなカチカチのご飯食えたもんじゃない」
そんな一平に水を掛けてご飯を柔らかくする等、せつ子は完璧な女性だった。

学校では取材のため、裕子は平助と生徒の動画を撮影していた。
裕子は言った。
「学生の頃、原先生みたいな先生がいたら好きになっていたかも…」
裕子がその場を去った後、りさがこんな要求をしてきた
「原くん、今晩泊めてもらっていいかな…」
そうして、平太とりさが一緒に泊まっている時、サトシは裕子と一緒にいた。
「そのうちべーやんもさぁ、『ごめんね』するんじゃないかなぁ」

次の日の学校で、りさはドンマイ先生にこのことを伝えた。
「それだけ!?、一夜を共に過ごしたのに手を握っただけ?」
「一夜どころじゃないわ、淡島先輩。もう10連泊してるの」

学年は明日の文化祭のために一丸となっていた。

平助は平太と飲んでいた。
「そういえば、裕子が謝っていたよ」
なんかあったの?と平助は聞くと、平太は花火が落ちていたことを伝えた。
平助は態度を一変させた。
平太は言った。
「母ちゃんが言ってたよ、三女が火事の時のおまえの様子がおかしかったってよ。母ちゃん、お前を信じてた。
 そんなことないよねぇ。考え過ぎだよねぇって。…火事から何日語って、お前が予備校だか塾だか言ってる時だった。」
話によると警察が来たらしい。
 俺はお前に変わって聞かれたことに答えただけだ。…嘘はついてない。それっきりだ。疑いは晴れた。」
「何で言ってくれなかったの?」
「言ってどうなる?てめえの息子を疑って、問い詰めて、白状させて、つきだして、まだ高校生の息子をさらしものにして、表歩けないようにして、何の得がある。
 …平助、もうお前は高校生じゃないぞ。教師だ。文化祭を楽しみにしている生徒がいる。信頼する先生がいる。あの母ちゃんの事も考えて、自分でどうするか考えなさい。」
そして平助はりさを東高の屋上に呼びつけた。

「はいおなじみごめんね青春のコーナーです。時間ないから電話つなぎましょうか。」
相手は住職と名乗る、平太だった。うわぁ、と三ノ宮は声を上げた。
ごめんねする相手は亡き妻のみゆきだそうだ。
せつ子はそのラジオ放送を偶然耳にした。
「楽しい人だったんです。みゆきちゃんは」
平太は昔のことを思い出した。
三ノ宮もその時のことを思い出したようだった。
{原先生、直ぐにおうちに帰って下さい。お母様急に倒れたって。}
平助はみゆきの所にかけつけた。
「急性心筋梗塞で、お別れしろって言われたけど。男三人でしょう。なんだか喋りづらくて。そしたら次男が…」
平助は一平を連れて病室を出た。
みゆきちゃん…、なんだよ急にそんなん、いいのかよこんなことで…、俺何て言っていいかわかんないよ。}
みゆきは何かを話しそうだった。
一平は語りかけた。
{ん、何?}
{…面白‥かった…}
「ああ、面白かった。って最後に言ったんですよ。何のことか分かりませんよ。人生のことかもしれない、結婚生活のことかもしれない、
昨夜のさまぁ~ずのことかもしれないし。でも三十年連れ添った女房がああ、面白かった。って言って死んだら最高じゃない。泣いちゃいけないような気がして…
幸せだったとか、楽しかったとかじゃなくて、面白かったんだって。これ以上望むことなんて無いじゃない。」
三ノ宮は既に大泣きしていた。
「住職にはごめんねうなぎの特製ジャンパーを差し上げます!」
「ま、再婚するんだけどさ。」
「あっ?」
「だからごめんねしたいのよ。…死んだ母ちゃんとは正反対の男でも出来る人で…まぁ母ちゃんにしてはそれこそ、面白く無いかも知んないけどさ…。
 そうか…再婚するから思い出すんだな。多分この先もそうだよ。だからみゆきちゃん、こんな俺で…」
せつ子はラジオを切った。
「ごめんね」平太は言った。
仏像にせつ子は語りかけた。
「いいご主人ですね。私には勿体ないわ。お返しします。」
そうして、せつ子は永楽寺を去った。

そんな中、平助の呼びつけに応じてりさがやってきた。
「どっちですか…?敬語で、友達の方で?…」
「…俺、文化祭終わったら教師やめます。」
そうして、平助はあの夜のことを話しだした。
「その日は年に一度の花火大会で、向こうの空に花火が上がったんです。」
{裕子…?}
「お姉さんとサトシがいました」
「それからロケット花火20本打ち込んで、手持ちの打ち上げ花火も全部打ち込んで、うちに帰ったら母ちゃんが、三女の礼拝堂が火事で、ここまでいいですか…」
「えっ、」
りさは愕然とした。
「よくない。…原先生が、あの火事の放火の犯人なんですか?…放火魔が教師ってどうなんですか?」
平太に何故今言うのかを聞いた。
「俺が好きなんです。蜂谷先生のことが好きです。嘘じゃないです。火事の事を言い訳もしません。正当化もしません。…何もかも失う自分を想像しました。
 ごめんねとさよならを言って一番悲しくなったのが蜂谷先生です。蜂谷先生にさよならをいうのが一番きつかった。」
「今は許しませんけど、乗り越えましょ。」りさがいった。
りさはその場を去っていった。

そして文化祭当日がやってきた。
「青春、それは神様からレンタルしている貴重な時間。コメディでもシリアスでもホラーでもいずれ返却しなきゃいけません。」